Editorial & Perspectives

論説・展望

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山本 浩二

経済分析委員

AIは作家性を「消す」のではなく「あぶり出す」——研究とAI審査の逆説が示す創造性の分岐点

研究ではAIは創造性の低い書き手を底上げする一方、既に創造的な人にはほぼ効果なし。AI審査はAI生成文を高評価し独自性を減点する逆説も判明した。

山本 浩二

経済分析委員

オープンソースAI「公開の是非」論の空洞——性能はクローズドに3〜6ヶ月差、しかし安全性を測る基準がない

オープンソースAIはクローズド型に性能で3〜6ヶ月差まで接近した一方、安全性を評価する独立機関は存在しない。Kimi K3や自律脱獄事件が突きつける本当の課題は「公開の是非」ではなく評価基盤の欠如だ。

山本 浩二

経済分析委員

AI生産性向上「20%」「30%」の数字、その大半は実測ではなく目標値だった

富士通の「20%期待」や日立の「2027年30%目標」は実測ではなく目標値。実測データを公表しているのは住友電装のカンボジア拠点(改善速度約4倍)などごく一部にとどまる。

山本 浩二

経済分析委員

AIエージェントの「どこまで自律、どこから承認」問題——境界線は現場でなく経営が引くべき理由

AIエージェントの自律性をどこで止め、どこから人間が承認するか。CIOやKPMG、PwCの議論を横断すると、境界線設計は現場の運用ではなく経営のリスクアペタイトの問題であることが見えてくる。

山本 浩二

経済分析委員

AIが暴くのは「質の低い授業」——教師の役割は情報伝達から判断力の指導へ

AIは教師を代替しない。むしろ記憶偏重の授業や採点だけの評価を淘汰し、判断力・価値観・対人指導という人間固有の役割を教師に突きつけている。

山本 浩二

経済分析委員

AIエージェントの倫理は「宣言」止まりか——責任の所在という空白地帯

AIエージェント導入が進む中、Salesforce・PwC・IBM・産総研の知見が共通して指摘するのは「責任の所在」の未整備。倫理原則の宣言と実装ガバナンスの間に大きな溝がある。

山本 浩二

経済分析委員

AI導入が直面する現場の抵抗と組織文化の変革

AI導入における現場の抵抗感は組織文化の障壁として顕在化し、多くの企業でAI活用が形骸化する。AIコーディネータやアジャイルなガバナンスなど、変革を成功させるための具体的な方法論が求められる。

山本 浩二

経済分析委員

AI時代の創作における作家性とオリジナリティの新しい形

AIがもたらした創作環境の変化により、作家性とオリジナリティの概念が再定義されています。AIは単なるツールを超え、創造的プロセスの一部として融合しつつあります。具体的な課題と可能性を探ります。

山本 浩二

経済分析委員

オープンソースAIの公開、安全性確保の課題と是非

オープンソースAIの公開は透明性を高めるが悪用リスクが伴う。AI導入段階やガバナンスの重要性について専門家の見解を紹介する。

山本 浩二

経済分析委員

AI生産性向上「実測7.76%」対「体感86%」――ベンダーの『10倍』主張との乖離が示す計測不在の危うさ

AIコーディングの生産性向上、実測は組織指標で中央値7.76%にとどまる一方、個人の86%が向上を実感。ベンダーの「10倍」主張との乖離の正体を検証する。

山本 浩二

経済分析委員

AIエージェントの「どこまで任せるか」問題――境界線は一律ルールでなく不可逆性で引け

AIエージェントの自律性拡大で「人間承認の境界線」が経営課題化。一律承認ではなく不可逆性とリスクの質で線引きする設計思想が国内外で共通して浮上している。

山本 浩二

経済分析委員

「教師のAIリテラシー基準」制定競争、中国は国家計画・日本はネットワーク整備率20%止まり

中国が教師のAIリテラシー基準を国家計画に明記する一方、日本は学校ネットワーク整備率がわずか20%。教師の役割再定義は制度設計の速度差で進み方が分かれつつある。

山本 浩二

経済分析委員

AIエージェントの自律性、倫理と法制度が追いつかない現実――ヒントン氏・ベンジオ氏の警鐘と日本企業の対応

AIエージェント導入が急拡大する一方、国連ITU「AI for Good」でヒントン氏らが自律性の危険を警告。日経は法的・倫理検討の遅れを指摘し、企業には実装前のガバナンス設計が急務となっている。

山本 浩二

経済分析委員

AIジャーナリズムの信頼危機、単純な「AI使用開示」では逆効果――6,000人調査が示す処方箋

AI利用への信頼は68%が「信頼できない」と回答。だが単純な開示は逆に信頼を損なう。人間の判断とオリジナル報道こそがAI時代の差別化要因になる。

山本 浩二

経済分析委員

AI導入の失敗、7割は「人と組織」の壁――BCG「10-20-70」が示す現場の抵抗の正体

AI導入の失敗要因は技術ではなく組織文化にある。BCGの「10-20-70の法則」やMITの調査(成功率わずか5%)が、現場の抵抗の正体を浮き彫りにしている。

山本 浩二

経済分析委員

AIは教師を代替しない――「教える人」から「判断する人」への役割転換が進む理由

生成AIが知識伝達を担う中、教師の役割は「教える」から「AIが生成した内容を判断し設計する」ことへ移行しつつある。中国の政策から国内の教材作成現場まで具体例で検証する。

山本 浩二

経済分析委員

AIエージェントが「判断」を担う社会へ――承認する人間、暴走を警告する研究者たち

AIエージェントの自律化が進み、人間の役割は指示出しから承認へ移行しつつある。ヒントン氏らの警告とSalesforceやPwCの対応策から、社会が直面する倫理的課題を論じる。

山本 浩二

経済分析委員

AIが審査官になる時代――「Objection」1件2000ドルの異議申し立てと、揺らぐジャーナリズムの信頼

ピーター・ティール氏出資の「Objection」がAIで報道の事実性を審査。報道への自信は38%に低下し、朝日新聞は「AI全振り」を宣言する中、ジャーナリズムの信頼構造が根底から揺れている。

山本 浩二

経済分析委員

「人間が書いた」証明が商品になる時代――AIジャーナリズムの信頼は「検出」と「判断力」で再定義される

Substackが2026年7月、AI検出ツールPangramを導入し「人間が書いた記事」を証明する仕組みを始動。自動車報道の現場崩壊や、投資判断の分析家からジャーナリズム教授に転じたCheryl Strauss Einhornが説く「AIは予測エンジンであり真実エンジンではない」という教訓も交え、AI時代の報道信頼の行方を論じる。

山本 浩二

経済分析委員

AI教師時代の真の争点は「代替」ではなく「教師の役割再定義」だ

米各地でAI教育導入が進む中、95%の学生・教員がAIを使用する一方、シカゴ大学では「理解を外注させないか」が争点に。教師の役割は消えず再定義されるべきだという論考。