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Google、小中高の生徒のAIを最初は使えない設定に

Gemini も検索も最初は止めると報じられた。ただ、学校が検索を使えるようにすると AI Mode と AI Overviews も一緒に付く。検索と AI はもう切り離せないことを、Google 自身が認めた形になる

山本 浩二|2026.11.05|4分|更新: 2026.11.05

Bloomberg によれば、Google は小中高の生徒のアカウントで、Gemini と検索を最初は使えない設定にする。ただ、学校が検索を使えるようにすると、AI で答えを作る AI Mode と AI Overviews も一緒に付いてくるという。検索だけを開いて AI は閉じておく、という選び方はできない。

Key Points

Google、小中高の生徒のAIを最初は使えない設定に

Google は、小中高の生徒のアカウントで、対話型の AI『Gemini』と Google 検索を、最初は使えない設定にすると Bloomberg が報じた。広告業界の専門メディア PPC Land が伝えている。ただし、学校が検索を使えるようにすると、AI が答えを作る『AI Mode』と、検索結果の上に AI の要約を出す『AI Overviews』も付いてくるという。検索は使わせたいが AI は使わせたくない、という選び方はできないことになる。

日本の会社にとって:Google の道具を社内で使う会社では、検索のようなふだんの機能を開くと、AI の機能も一緒に付いてくることがある。情報システムの担当者は、どの機能を開くと AI の機能も付いてくるのかを、設定の画面で確かめておきたい。小中学校の端末で Google を使っている自治体や教育の会社には、もっと直接にかかわる。ただし、この設定が日本にも当てはまるかは、まだ分からない。

何が報じられたか

報道によれば、対象は小中高の生徒が学校で使う Google のアカウントである。Gemini と検索の両方が、最初は使えない状態になる。使えるようにするかどうかは、学校の管理者が決める。

この記事は報道をもとにしており、Google の発表は確かめられていない。いつから始まるのか、どの国や地域が対象なのか、ほかの AI の機能はどう扱われるのかも、確かめられていない。出典の記事の見出しは、EU の助言役が Gemini について検討していることにも触れている。だが、誰がどんな手続きで何を検討しているのかは確かめられておらず、この記事では扱わない。

検索を開けば、AI も付いてくる

この話でいちばん大事なのは、生徒が最初は AI を使えないことではない。学校が検索を使えるようにすると、AI Mode と AI Overviews が外せない形で付いてくることである。

Gemini は、対話する AI として切り離して止められる。一方で、検索に付いた AI は、もう検索の一部になっている。どちらも同じ会社の同じ技術だが、止め方がちがう。Google は、検索と AI を別々に止められる作りにしなかった、と報じられたことになる。

学校にとって、検索を使わせないのは現実的ではない。調べ学習の道具だからだ。そうすると、検索を開いた学校では、生徒は AI の答えにも毎日触れることになる。『最初は AI を使えない』という形をとっても、実際に生徒を AI から離しておけるかは、検索を開くかどうかの判断にかかっている。

切り分けられないことの意味

検索は、何を調べるにもまず使う入口である。その入口で、リンクの一覧より先に AI の答えが出るようになった。今回の設定は、Google にとって検索はもう AI 抜きでは成り立たない、という考え方を、子どもの設定という形で示したものと読める。

これは学校だけの話ではない。会社でも、管理者が『AI の機能は止める』と決めても、ふだんの道具の中に組み込まれた AI までは止められないことがある。どの機能に AI が含まれていて、どこまでなら止められるのかを、使う側が確かめておく必要がある。

まだ分からないこと

どれも、Google の一次の説明が出れば確かめられる。それまでは、報道ベースの話として読んでほしい。

風刺画: Google、小中高の生徒のAIを最初は使えない設定に

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本記事がもたらす影響を風刺的に描いたひとコマ漫画

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