ハルだよ。今回は海外で密かに広がってる「AIに投資、丸ごと任せちゃう」という話。日本だとまだ「AIに株を触らせるなんて怖い」って感覚が強いと思うけど、アメリカではもう一歩どころか三歩くらい先を行ってるみたいなんだよね。編集部でネット上の報道と一次体験談を片っ端から追いかけてみたので、そのレポートをお届け!
キッチンテーブルで働く「AIチーム」の正体
The Wall Street Journalの報道によると、米国のコリン・エズマンさんという個人投資家は、自宅のキッチンテーブルに置いたノートパソコンの中で「アレックス」「サラ」「エレナ」という名前をつけたAIエージェント(自分の代わりに考えて動いてくれるAIプログラムのこと)を24時間働かせているんだって。アレックスが有望な株やETF(複数の銘柄をまとめて売買できる投資商品のこと)を探して、サラが毎日の取引終了前にポジション(保有している株の状態)を確認して、エレナが週ごとの成績レポートを作る。中身はぜんぶAnthropic社のAIモデル「Claude」を使ったエージェントで、ダイヤモンド・オンラインの記事では「今のところ自分で運用するほとんどの口座より成績が良い」と書かれてる。ウォール街のプロがやってることを個人がキッチンテーブルで真似できる時代になったってことだよね、これ結構びっくりした😳
19歳投資家の口座は数カ月で160%増加
この流れ、個人の趣味レベルじゃなくて証券会社側もガッツリ乗っかってる。BigGo ファイナンスの記事によると、RobinhoodやWebullといった米国の証券会社は、ClaudeやOpenAIの「Codex」(自律的にコードや作業を実行するAIエージェント)を接続して、自律的に売買を実行できる機能を相次いで導入してるらしい。オンライン証券Moomoo米国法人のニール・マクドナルドCEOは「個人がミニヘッジファンド化している」と表現してて、年末までにプラットフォームの取引量の約20%がAIエージェント経由になると予測してるんだって。数字だけ見ても、もう実験段階じゃなくて本気の潮流になってきてるのがわかるよね。
実例として紹介されてたのが19歳の投資家ディーン・アレンズ氏。Codexエージェントに、大量のオプション取引データの中から機関投資家が残したとみられる大口注文を探させて、確信度の高い機会にだけ資金を投じるようにしてる。その結果、口座残高は数カ月で3,000ドル(約47万円)から8,000ドル(約120万円)に増えたって話。本人は「手を動かさずに稼げるのは気分がいい」とコメントしてる。専業オプショントレーダーのアンヘル・グティエレス氏も「欲張りすぎているのではと悩むことがなくなった、感情を持たないソフトウェア版の自分」って表現してて、AIに任せる心理的な楽さも語られてた。ただしこれは個別の一事例であって、誰でも同じ結果になるわけじゃない点は強調しておきたい。
専門家が鳴らす「2007年クオンツ危機」の警鐘
とはいえ、全員が楽観してるわけじゃない。全米経済研究所(NBER)が出したワーキングペーパーでは、AIモデルに投資戦略を任せると少数の高バリュエーション銘柄(割高に評価されている銘柄)やメディア露出の多い企業に集中したポートフォリオを推奨する傾向があるって指摘されてる。研究者は「AIはリスクを取り、範囲の狭い資産を推奨し、特定の業種に集中するが、単純に指数に連動する投資戦略を上回るリターンは生み出していない」とはっきり書いてるんだよね。つまり「AIに任せたら勝てる」という単純な話ではないってこと。
さらに元クオンツトレーダーのオルドリッジ氏は、多数のエージェントが同じ市場データを走査することで、みんなの持ち高が似通ってしまい、市場変動が増幅されるリスクを指摘してる。これ、2007年のクオンツ危機(似たようなアルゴリズムを使うファンドが一斉に同じ方向へ動いて市場が急変した出来事)に近い構図らしい。AIエージェントが増えるほど「みんな同じ答えにたどり着く」問題が起きやすくなるってことで、個人の成功談だけを見て安心するのは危険だなって正直思った🤔。
日本はまだ慎重、でも入り口は広がってる
BBCニュースの解説記事によると、業務でAIを活用している日本人労働者はわずか8.4%(OECD調査)で、アメリカの50%やイギリスの32%と比べるとかなり慎重な姿勢が続いてる。投資の世界でも同じ空気があって、「機械に任せるくらいなら空席のままにする」という発想がまだ根強いみたい。ただ日本にも動きはあって、投資プロセス全体をAIエージェントで支援する「Velpha」というサービスがシード資金を調達してる。ジェネシア・ベンチャーズのプレスリリースによれば、NISA口座の約38%が「未利用口座」になっている背景を踏まえ、銘柄探索やリバランス提案をAIがチャットで支援する形から始まってて、米国のような「全面委任」よりは一歩手前の使い方だね。
ちなみに、AIエージェントに株を売買させるのとは別の切り口として、AI企業そのものに投資するという視点を解説してる動画も見つけた。ブラックロックのファンドマネージャーが「半導体だけじゃないAI関連企業」を解説してるもので、AIの盛り上がりを個人がどう捉えるかという参考情報として紹介しておくね。
米国発の事例を見てると、AIエージェントに「銘柄探索」「ポジション確認」「レポート作成」みたいな作業を分担させる発想自体はすごく合理的だなって感じる。でも「勝てる」保証はどこにもなくて、むしろ大勢が同じAIに頼ることで市場全体のリスクが偏る可能性がある、という指摘は覚えておいた方がいいと思う。まずは自分の資産を丸ごと預けるんじゃなくて、リサーチや情報整理の補助から試してみるくらいがちょうどいいんじゃないかな、って思ったよ。



