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1万円のRaspberry Piが24時間働くAI執事に。世界中で広がる「OpenClaw」自作ブームを追ってみた

フォトブース作りから買い物代行まで、ラズパイ×AIエージェントのDIY動画が止まらない

美咲 ハル|2026.09.16|11|更新: 2026.09.16

手のひらサイズのRaspberry PiにOpenClawってAIエージェントを乗せると、家で24時間働く自分専用アシスタントになるらしい。世界中の自作動画を追ってみたよ。

Key Points

Business Impact

手元にRaspberry Pi 4か5があるなら、まずは公式ブログのOpenClaw導入ガイドとYouTubeの手順動画を見比べながら、家のWi-Fiだけで動くミニAI執事を試しに作ってみるのがおすすめだよ。

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ハル、今回はまたロマンあるやつ見つけちゃった。あの1万円くらいで買える小さなコンピューター「Raspberry Pi(ラズパイ)」に、AIエージェント(自分で考えて作業をこなすAI)を乗っけて、家の中で24時間働く自分専用アシスタントを作っちゃう人たちがめちゃくちゃ増えてるんだよね。もともとラズパイって2012年に「子供向けの安いプログラミング教材」として生まれた板っきれサイズのコンピューターなんだけど、いつの間にか電子工作マニアの定番おもちゃになって、今度はAIエージェントの実験台になってる。しかもこれ、企業の話じゃなくて、完全に個人のDIY文化として広がってるのが面白いところなんだよね。

ラズパイをAIエージェントに変える「OpenClaw」――Raspberry Pi公式ブログが導入ガイドを公開 - FabScene(ファブシーン)
出典: FabScene(ファブシーン) - ハードウェア開発、電子工作からディープテックまで、新しいものづくりの現場とカルチャーを発信するWebメディア
ラズパイ用3Dプリントケース「KlawDeck」、AIエージェントPicoClawの持ち運びノードに - FabScene(ファブシーン)
出典: FabScene(ファブシーン) - ハードウェア開発、電子工作からディープテックまで、新しいものづくりの現場とカルチャーを発信するWebメディア

OpenClawって何なのか、まず整理してみた

今回の主役は「OpenClaw」っていうオープンソース(誰でも中身を見て使える)のAIエージェント。実際にRaspberry Pi財団の公式ブログでも導入ガイドが公開されたらしくて、プログラミング不要でフォトブースを作れる例まで紹介されてるんだって。財団公式がここまで踏み込んでくるのは、それだけラズパイ×AIエージェントの需要が本気だってことの証拠だと思う。値段的にもPi 5が本体だけで8000〜13000円くらいだから、月額課金のクラウドAIサービスと比べても「一回買ったら電気代だけで動き続ける」ってのが刺さるポイントなんだろうな。

YouTubeの解説動画を見てみると、仕組みはシンプル。Raspberry Pi 5にRaspberry Pi OSを入れて、そこにOpenClawをインストールするだけ。ある動画では「大きな言語モデルを、自分のファイルやブラウザ、Telegramみたいなメッセージアプリと繋げる、24時間働くデジタル秘書」って表現してた。実際の手順動画がこちら👇

SDカードにOSを焼くところから、Wi-Fi設定、SSH(遠隔操作用の接続方法)の有効化まで、初心者でも追える手順で紹介されてるのが良心的だなって思った。動画のコメント欄を覗くと「電子工作は初めてだけどここまでは真似できた」って書き込みも結構あって、ハードル自体はかなり低く設計されてる印象。

実際にみんな何させてるのか見てみた

気になるのは「で、結局それで何ができるの?」ってところだよね。別の実演動画では、OpenClawにESP32-S3っていう小さな開発ボードを自動で検出させてプログラムを書かせたり、ブラウザを勝手に操作させてYouTube動画を検索・再生させたり、さらには買い物アプリで代金引換で注文まで済ませちゃう様子が映ってた。この動画では「従来のAIツールは提案するだけだけど、OpenClawは実際にシステム上で実行してしまう」って説明されてて、ここが普通のチャットAIとの違いなんだよね。いわゆる「コーディングエージェント」がパソコンの中だけじゃなくて、家庭のネットワークやアプリの操作にまで手を伸ばしてきてる感じ。

もう一つ面白かったのが、Pi 4に3.5インチの小さい画面を付けて、エージェントの発言をその場で見られるようにしたプロジェクト。作った人はこんな風に語ってる。

「コーディング経験がなくても最初の1回はできるはず。詰まったらChatGPTやGeminiやOpusに聞きながら進めればいい」って言ってて、AIで詰まったらAIに聞く、っていう循環がすでに当たり前になってるのがちょっと笑っちゃった😊 ちなみにもっと古典的なやり方として、LangChainっていう仕組みを使ってPi 4に検索エージェントを組む解説動画もあって、こっちはAPIキーを設定してPythonコードを書く、もうちょっと本格派向けの内容だった。両方の動画を見比べると、「OSSのエージェントを丸ごと入れる派」と「自分でコードを組み立てる派」に分かれてるのも自作コミュニティらしいなって思う。

周辺グッズやマニアックな作例も広がってる

DIY文化らしく、周辺アクセサリーも出てきてる。「KlawDeck」という3Dプリントケースは、AIエージェント「PicoClaw」を持ち運ぶために作られたもので、STLファイル(3Dプリンター用の設計データ)がGitHubで公開されてて、Pi 4にも5にも対応してるらしい。自分の3Dプリンターで印刷すれば、ポケットに入るAI執事の完成ってわけ。設計図が無料公開されてる時点で、もう「買う」より「作る」が前提のカルチャーになってるのが今っぽいなと感じた。

もっとマニアックなのが、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のスーパーコンピューター「MAGI」にインスパイアされた自作プロジェクト。Instagramの投稿によると、Raspberry Pi 5一台でGPT-5.4とClaude Opus 4.6とGeminiを繋いで、3つのAIが合議するような仕組みを作った人がいるんだって。中二心をくすぐる作例だなって思った🚀 こういうの見ると、ラズパイって本当にAI遊びの実験場になってるんだなって実感する。企業が作る仰々しい「マルチエージェントオーケストレーション(複数AIをチームみたいに動かす仕組み)」を、個人が趣味レベルで再現しちゃってるのがすごいところ。

楽しいだけじゃない、注意すべき落とし穴

ただ、浮かれてばかりもいられない。The Registerの記事では、似たような自作コーディングエージェント「Pi Coding Agent」について「初期状態ではYOLOモード(アクセスできるものを何でも自由に読み書きできる状態)で動くので、安全な検証環境じゃないなら、Dockerみたいな箱(コンテナ)に閉じ込めて動かした方がいい」って警告してた。ラズパイでも同じで、Wi-Fiやファイルに自由にアクセスできるAIを家の中に置くってことは、それなりのリスクも背負うってこと。

実際、GIGAZINEが紹介した基板検査の自作環境「AutoProber」でも、Hacker Newsで「物理ハードウェアは高精度で動くのに、AIは確率的に動くから、ピンの位置を0.1mmでも間違えたら壊れる」っていう懸念コメントが出てた。AIエージェントに自由を与えるほど便利になる一方で、失敗したときの被害も広がる。ここは自作勢がみんな向き合わないといけない課題だなって思う。個人的には、勝手にネット注文まで完結させちゃう機能は便利すぎて逆にちょっと怖いなとも感じた😅

とはいえ、まずは自分の部屋の中だけで完結する小さなプロジェクトから試すぶんには、そこまで身構えなくても大丈夫。ローカルLLM(自分のマシンだけで動かすAIモデル)を選べばネットに情報が出て行く心配も減らせるし、外部アクセスが必要な機能は最初はオフにしておくくらいの慎重さがあればちょうどいい。気になった人は公式ガイドとYouTube動画を並べて、休日にちょっとずつ触ってみるのがちょうどいいと思うよ。

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最終検証2026.09.16
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