ハルです。今回はラズパイ(Raspberry Pi、名刺サイズくらいの小さいパソコン)を使って「自分専用のAIエージェント」を自作してる人たちの話を追いかけてみたよ。AIエージェントっていうのは、こっちが指示したらそれを勝手に実行までしてくれるAIのこと。ただ提案するだけじゃなくて、実際にファイルを作ったり、ネットで買い物したりまでやっちゃうのが今どきの特徴なんだよね。バイブコーディング(AI任せでコードを書くこと)が流行語になったのが去年くらいだけど、今はその延長で「AIに家の中の作業まで任せる」段階に来てるんだなって実感したよ。
今回の主役はOpenClawっていうオープンソース(誰でも中身を見て自由に使えるソフト)のAIエージェント。ラズパイみたいな小さい機械の上で24時間動かし続けられて、AI(大規模言語モデル)とパソコンの中のファイルやブラウザ、Telegramみたいなメッセージアプリを繋いでくれる仕組みなんだ。海外のガジェット系YouTuberたちが軒並みこれを試してて、結構な数の動画が上がってるのを見つけたよ。もともとラズパイって「電子工作の入門機」ってイメージが強かったけど、ここ数年でAIを動かす小さなサーバーとしての使われ方がじわじわ増えてきてて、その最新形がこのOpenClawブームなんだと思う。
ポケットに入るAIアシスタントを作った人
まず面白かったのが「pizero-openclaw」っていうプロジェクト。Raspberry Pi Zero 2Wっていう、手のひらより小さいくらいの超小型モデルに、ミニディスプレイとマイクを載せて、ボタンを押して話しかけるとOpenClaw経由でAIが答えてくれるっていう自作アシスタント。名前の通りGitHub(プログラムのコードを公開・共有できる場所)で作り方が公開されてるみたいで、材料さえ揃えれば誰でも真似できる形になってる。バッテリー基板のPiSugarと専用ディスプレイのWhisplayを組み合わせてるあたり、既製のパーツを寄せ集めるだけである程度形になるっていうのも個人開発者にとってはありがたいポイントだよね。
正直これ見て「サイズ感が神」って思った。スマートスピーカーって置き場所選ぶけど、ポケットサイズなら持ち歩けるじゃない? ただ電池持ちとか通信の安定性はまだ実用レベルなのか、そこは動画や記事だけだとちょっと分からなかったから、気になる人は元記事をチェックしてみてほしいな。今後はこういう「常時持ち歩けるエージェント」の文脈設計(context engineering、AIにどこまでの情報を渡すか工夫する技術)がどう発展していくかも気になるところ。
Raspberry Pi 5でフル装備、実際に動かしてる動画
もっと本格的にやってる人もいて、Wagner's Tech TalkというチャンネルではRaspberry Pi 5にSSD(記憶装置)を積んだ構成でOpenClawを一から入れる手順を全部見せてくれてる。SDカードだけでも動くけど、SSDを使うと安定するよって話も出てた。設定が終わった後は、パソコンからSSH(遠くのパソコンを操作する仕組み)でラズパイに繋いで、ブラウザ画面からAIエージェントとチャットできるようになるらしい。こういう実行環境の設計(harness design)が意外と地味に大事で、動画でも「まずSSDにしないと途中で処理落ちする」みたいな実践的なコツがちゃんと語られてたのが好印象だった。
もう一本、別のYouTubeデモではもっと具体的な作業をやらせてた。ESP32っていう小型マイコン(電子工作でよく使う小さい制御チップ)を自動で検出してプログラムを書き込んだり、ブラウザを操作してYouTube動画を検索・再生したり、極めつけはBlinkitっていう海外の宅配アプリで代引き注文までAIが一人でやってのけてたこと。ここまで来ると「便利」を通り越して「ちょっと怖い」の域だよね😳 動画の中でもプライバシーやセキュリティの心配について触れられてて、AIにどこまで権限を渡すかは自分でちゃんと線引きしないといけないな、と思った。特にネット注文みたいなお金が絡む操作を任せるのは、便利さと引き換えに何かトラブルが起きた時の責任の所在がまだ曖昧な気がして、そこは業界全体でルール作りが進んでほしいところだよ。
画面付きラズパイ4で"見える化"する工夫
もう一つ紹介したいのが、Raspberry Pi 4にWaveShareの3.5インチ画面を組み込んだ作例。ケースの上ぶたを液晶に差し替えるだけで、AIエージェントが今何をしゃべってるかその場で見えるようになるっていう工夫が地味に良いなと思った。ブラックボックスになりがちなAIの動きを可視化するっていうのは、信頼して使うためにもすごく大事な発想だと思う。作った本人いわく「コーディング経験がなくても手順通りにやれば作れる、詰まったらChatGPTやGemini、Claudeに聞きながら進めればいい」とのことで、AIに聞きながらAIを作るっていう構図がなんか今っぽいなって笑っちゃった。
OpenClaw以外にも道はある、LangChainという選択肢
OpenClaw以外の作り方も出てきてる。FREEDOM TECHというチャンネルの動画では、Raspberry Pi 4上でLangChain(AIに複数の処理を順番に組み合わせて実行させるための開発ツール)を使って自前のAIエージェントを組む方法を紹介してた。OpenClawが「完成品を入れて動かす」タイプなら、LangChainは「自分でパーツを組み立てる」タイプに近い印象。プログラミングの知識がある人ほどこっちの自由度の高さを楽しめそうだなと感じた。ちなみにLangChainはもともとパソコンやクラウド上で動かすのが主流だったツールだから、それをあえて非力なラズパイに載せて動かそうとしてるあたりに、開発者コミュニティの実験精神を感じたよ。
まとめると、ラズパイ×AIエージェントの自作は、完成済みの仕組みをそのまま入れるOpenClaw勢と、自分でロジックを組むLangChain勢の二派に分かれつつあるみたい。どっちにしても数千円〜1万円台のラズパイと無料のオープンソースがあれば始められるのは、個人開発が好きな人にとってすごく参入しやすいポイントだと思う💡 ただ何度も出てきた通り、AIに家の中のファイルやネット注文の権限まで渡すのは便利さと引き換えにリスクもある。試す時は「何をどこまで任せるか」を最初にちゃんと決めてから始めるのが良さそうだよ。個人的には、まずはファイル整理とか調べ物みたいな低リスクな作業から任せてみて、慣れてきたら少しずつ権限を広げていくくらいがちょうどいいペースなんじゃないかなって思ってる。



