ハルです、また性懲りもなくClaude Code (Anthropicが作ってるAIコーディングツール) の情報を追いかけまくってた。今回のリサーチで一番おもしろかったのは、「上手な使い方」がここ数ヶ月でガラッと変わってきてるってこと。以前は「細かく指示すればするほど精度が上がる」が常識だったのに、最近は逆で「ざっくり任せる」方が結果が良くなるケースが増えてるらしいんだよね。エンジニアだけの世界だったコーディングAIが、経営者や非エンジニアの手元にまで降りてきてる、その空気感も含めて今日はソースを読み込んだ内容ベースでまとめてみたよ。
「/goal」コマンドで、AIが自分で完了判定してくれる
ライフハッカー・ジャパンで紹介されてた話がすごく実践的だった。プロンプトの先頭に「/goal」って一言つけるだけで、Claude Codeが「これでいいですか?」って逆質問してくる回数がぐっと減るんだって。仕組みとしては、こちらが完了条件(例えば「ファイルがカテゴリ別に正しく振り分けられていること」)をプロンプトに書いておくと、作業が一区切りつくたびに小さいAIモデルを動かして条件を満たしてるか自動でチェックしてくれる、という流れ。人間が毎回「できた?」って聞く手間が減るのが地味に嬉しいポイントだよね。
ただし記事の筆者も「何でも解決する魔法の裏ワザじゃない」って釘を刺してて、判定条件になる要素を自分でプロンプトに入れておかないと、そもそも機能しないみたい。ここ、地味に大事なポイントだと思う。「完全自動」であって「完全放置」じゃない、ってところがミソだよね😊 個人的には、これって最近よく聞く「context engineering(AIに渡す前提情報の設計を工夫すること)」の考え方そのものだなって感じた。指示を頑張るんじゃなくて、判定材料をどう渡すかを工夫する時代になってきてるってことなんだと思う。
指示は「盛る」より「絞る」。CLAUDE.mdの新常識
指示の書き方そのものにも変化が来てる。Renewerが公開したガイドブックのプレスリリースによると、Anthropic自身がClaude Codeのシステムプロンプト(AIへの基本指示のこと)の80%以上を削除しても、性能はほとんど落ちなかったって公式報告してるらしい。これまでの「禁止事項も情報もできるだけ盛り込む」って発想が、実は逆効果になり得るってことなんだよね。長い指示書を読ませすぎると、逆にAIが本当に大事な部分を見失っちゃう、っていうのは人間の教科書と同じかもって思った。
この設定を書く場所として使われてるのが「CLAUDE.md」ってファイル。@ITの解説だと、プロジェクトごとに作るCLAUDE.mdと、ユーザー全体で使う「~/.claude」フォルダに置くCLAUDE.mdの2種類があって、前者はそのプロジェクト固有のルール、後者は「日本語で回答」みたいな全プロジェクト共通の好みを書くのに向いてるって。ファイルが複数あってもClaude Codeがまとめて読み込んでくれるから、細かく分けて置いてもOKなんだって。長文をひとつにまとめるより、要点を短く分散して置く方が今どき、ってことみたい。トークン(AIが処理する文字の単位)の無駄遣いを防ぐ意味でも、この分散配置は理にかなってると思う。
サブエージェントで「AIの疲れ」を防ぐ
会話が長くなるとClaude Codeの回答の質が落ちてくる、って経験ある人多いと思う。その対策として広まってるのが「サブエージェント」って考え方。1人のAIに全部やらせるんじゃなくて、作業ごとに別のAI(担当)に分担させて、常にフレッシュな状態を保つ仕組みだよ。これって最近よく聞く「マルチエージェント・オーケストレーション(複数のAIをチームみたいに動かす仕組み)」の、個人でもできる小さい版って感じかも。
NAOYA IMURAさんの動画では、この使い方を3段階で紹介してる。①Claudeが裏で勝手に使ってるビルトインのサブエージェント、②「/agents」コマンドで作る自分専用のカスタムエージェント、③スキル(作業手順をパッケージ化したもの)の中で活用するレベル、の3つ。非エンジニア向けにデモ付きで解説してくれてるので、実際どう動くのか見てみるのが早いと思う👀 ちなみにNTTの解説記事でも触れられてたけど、スキルはプロンプトだけじゃなくスクリプトやテンプレートまで含めてパッケージ化できるから、サブエージェントと組み合わせると再現性がぐっと上がるらしい。
この「自分専用の同僚を増やす」感覚、私も記事のためにいろいろ試し読みしてて「これは欲しい」って思った機能のひとつ。1人に何でも押し付けるより、役割分担させた方が結果的に速いっていうのは、人間の仕事の進め方と同じだよね。エンジニアの世界だと最近「orchestrator engineer(多数のAIを監督する新しい役割)」なんて言葉も出てきてるけど、個人レベルでもその縮小版を体験できる時代になってきたんだなって感じた。
非エンジニアが1か月でアプリ13本作った実例
理屈だけじゃなくて実際どうなのか気になるところだけど、@DIME(Yahoo!ニュース)で紹介されてたGOURICA社長・岡本賢祐氏の体験談がまさにそれ。エンジニア出身じゃない経営者が、Claude Codeにのめり込んで朝3時半起きで没頭し、1か月でHR系・営業マーケ系・プロジェクト管理・経理系など計13本の社内アプリを自作したそうだよ。本人いわく「プロトタイプから社内運用レベルなら社内にエンジニアは不要」と感じたとのこと。これ、いわゆる「vibe coding(AI任せでコードを書くスタイル)」がすでに現場の経営判断に食い込んできてる、って証拠だと思う。
ちなみにMIT Tech Reviewの記事でも、Anthropic社内で「Claudeに任せてしまおう」という空気が強まってて、エラーメッセージすら人間が見ずにClaudeが自己修正まで完結させる方向に進んでるって話が出てた。一方で同記事は、Hacker Newsで「生成されたコードで問題ないと言ってるのは、読んでない人だけ」って厳しい声も紹介してて、任せきりのリスクにもちゃんと触れてる。便利さとレビューの手間、このバランスは使う人次第で結構分かれそうだなって思った。特に社内システムみたいに人の給与や個人情報を扱うアプリだと、「動いたからOK」で終わらせずに、どこかで人間の目を通す工程を残しておいた方が安全だろうな、というのが私の率直な感想。
まとめ:まずは小さく試すのが一番
今回追いかけてみて感じたのは、Claude Codeの上達法が「複雑な設定を頑張って作り込む」から「シンプルな指示+役割分担」にシフトしてるってこと。/goalコマンドで完了条件を1つ渡す、CLAUDE.mdに自分ルールを短く書く、サブエージェントで作業を分担する。この3つはどれも大掛かりな準備が要らないから、非エンジニアでも今日から真似できるレベルだと思う。もちろん生成されたコードを鵜呑みにしない姿勢も忘れずに、ってところは付け加えておきたいな🛠️ 次に追いかけるなら、こういう個人の工夫がどこまで会社全体のルール(LLMOpsみたいな運用管理の仕組み)に組み込まれていくのか、そのあたりの動きも見てみたいなって思ってる。




